娘が押しまくったYouTubeの「高く評価した動画」1,326本を、35分で全部消した

育てる日々

気づいたら1,326本だった

ある日、YouTubeの「高く評価した動画」を開いて、固まりました。

1,326本。

犯人はすぐ分かりました。娘のメグです。iPadでショート動画を見ながら、画面をとにかくタップする。あの親指マークを、意味も分からず押していく。1本、2本じゃない。無限に押す。

怒る気にもなれませんでした。だって本人は、ただ楽しいから押しているだけなので。

でも、僕のアカウントの「高く評価した動画」は、僕が「これいいな」と思ったものが入っているはずの場所です。それが完全に埋まっている。自分が何を良いと思ったのか、もう分からない状態でした。

YouTubeには「まとめて消す」がない

じゃあ消そう、と思って、ここで詰まります。

YouTubeには、高く評価した動画を一括で解除する機能がありません。

メニューを開いても「利用できない動画を表示する」しか出てこない。つまり、1本ずつ、メニューを開いて、「高く評価した動画から削除」を押す。それを1,326回やれ、ということです。

1回3秒でも1時間以上。実際はページが読み込み直されるので、もっとかかります。やってられません。

犯人の現場。だいたいこの状態で放置されている
犯人の現場。だいたいこの状態で放置されている

AIに丸投げしてみた

ということで、Claude Codeに相談しました。「YouTubeの高く評価した動画が無限にある。みんな消したい」と。

ここから先が、見ていておもしろかった。

最初に聞かれたのが、「1,326本、全部外すと元に戻せませんがいいですか? 先にタイトルとURLの一覧をファイルに保存しておくこともできます」でした。

バックアップを提案してくれたんです。でも僕は、いらないと答えました。どうせ中身は娘が押したショートだし、僕のぶんも、そこまで未練のあるものじゃない。全消しでいい、と。

(ここは正直に書いておきます。僕は「自分のぶんは残してほしい」と言ったつもりでいたんですが、記録を見返したら、僕自身が「バックアップなしで全消し」を選んでいました。 記憶っていいかげんですね)

1件ずつ → 途中でやり方が変わった

で、作業が始まります。

最初は、ブラウザを自動で動かして、人間と同じようにメニューをクリックして消す方式でした。1件は消えた。でも計算すると、この方式では数時間かかる。

そこでAIが途中で方針を変えました。画面をクリックするのをやめて、YouTubeの内部の仕組みを直接叩く方式に切り替えたんです。

これが当たりました。一気に速くなって、さらに「並列度を上げます」と言って4倍速に。

そこからは早かった。1,224本の通常動画を処理。削除済みや非公開になっていた「利用できない動画」も164本あって、これも表示をONにして処理。最後に残った101本だけは、どうしても通常の方法が効かず、結局1本ずつ丁寧に消していました。

13:29に頼んで、14:05に終わった

作業の記録を見ると、こうです。

  • 13:29 「消したい」と相談
  • 14:05 「1,326本 → 0本。エラーゼロ、取りこぼしゼロ」

35分。 僕は途中、ほとんど何もしていません。「いいよ」と答えたのと、進捗を眺めていただけです。

次から同じことにならないために

終わったあと、こう言われました。

今後もし「見返したい動画」が出てきたら、高評価ではなく「再生リストに保存」を使うと、こういう膨れ上がり方をしにくいです

たしかにそうなんですよね。高評価は「消す手段」が用意されていないけど、再生リストなら整理も削除も楽にできる。最初からそっちを使えという話でした。

あと、今回消したのは「高く評価」だけです。再生履歴も、登録チャンネルも、後で見るリストも触っていません。そこはちゃんと線が引かれていました。

子どものやらかしは、叱るより自動化したほうが早い

これ、たぶんメグを叱ってもどうにもならない話なんです。

「押しちゃダメ」と言ったところで、子どもの指は勝手に動きます。楽しいから押す。それを毎回怒っていたら、僕も疲れるし、メグも楽しくなくなる。

だったら、散らかしたあとを一瞬で片付けられるようにしておくほうが、家の中が平和です。

35分で1,326本が消えると分かっていれば、次に同じことが起きても、僕はたぶん笑ってます。

それでいいんじゃないかなと、今は思っています。

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